デビュー作『受験のシンデレラ』で、第5回モナコ国際映画祭4冠に輝いた、和田秀樹監督による感動作。認知症という病を背負った父親とその娘が、アルゼンチンタンゴとの出会いを通して、再び人生に希望を見いだしていく過程を温かく見守る。娘と父親を演じるのは、数多くのテレビドラマや映画作品に出演してきた秋吉久美子と橋爪功のベテラン二人。精神科医として長年老年医療に取り組んできた和田監督が描く、一家のリアルな悩みと希望を映し出すドラマが感動を呼ぶ。